喝❗️
「喝を入れる」なんて言いますがその由来とは?
元々の由来は中国の唐の時代の臨済宗の開祖臨済禅師(臨済義玄 りんざいぎげん)が弟子を指導する時に「喝!」と怒鳴った故事から来ています。
現代では叱咤激励の意味で使われている言葉ですが、これも禅の世界でよく用いられてきた言葉です。禅における「喝」には4種類あるとされています。
(1)相手の迷いや執着を断ち切ってしまう、剣のような「喝!」
(2)相手の思い上がりを粉砕してしまう、ライオンの咆吼のような「喝!」
(3)相手の力量を測るために発する、探るような「喝!」
(4)上の3つを包括する、大きな「喝!」
元々大切なものは言葉では伝えられないと言うのが禅の立場ですので「喝」に大切な意味を込めているわけです。
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