楽書で禅語(喫茶去)
昨年10月の楽書塾で「喫茶去」を勉強しました。
作品を見た友人から、「お茶の会で飾りたいから、書いてもらえる?」
とご依頼いただき、書きました。
早速、お稽古の時に飾っていただき、嬉しいです😍😍😍
喫茶去(きっさこ)
この言葉は「まあお茶でもお飲みなさい」という意味なのだそうですが、本来は「お茶でも飲んで去れ」と相手を叱咤するものでした。そもそも中国・唐時代の趙州従諗禅師のエピソードが元になった禅語です。そのエピソードとは、ふたりの僧が趙州禅師に「前にここに来たことがあるのか?」と尋ねられたとき、それぞれ「来たことがない」「来たことがある」と答え、どちらに対しても「喫茶去」と禅師がお茶をすすめたことでした。
喫茶去の意味する禅の境地とはどんなものなのかわかりませんが、「難しい話は抜きにして、お茶でも一杯飲みましょう。楽に行きましょう」という感覚は、現代の私たちも共感できますね^_^
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